再び真備町を訪れて

8月初旬に5日間、倉敷市災害ボランティアセンター近畿ブロック職員派遣で倉敷市真備町を訪れてから3か月経過しました。
お世話になった地区のその後の様子が気になっていましたので、11月10日に再び訪れました。
 まず、当時真備町を通る井原鉄道の高架下にうず高く積み上げられていた災害・解体の不要物がきれいに撤去されていたのに驚きました。自衛隊が対応されたとのことです。

                                      8月5日
11月10日

最大10か所近くあった災害ボランティアセンターのサテライト、ミニサテライトは真備町内の真備健康福祉館『まびいきいきプラザ』に集約され、今も土日は200人程度のボランティアさんが支援に来られているとのこと。床板はがし、天井はがしなどは終息し、今は室内の拭き掃除など清掃作業が中心だそうです。新しい災害ボランティアの拠点『まびいきいきプラザ』奥にはボランティアさんの待機所や目的別にプレハブの建物があります。

災害ボランティアセンターの移転先「まびいきいきプラザ」
 同敷地内のプレハブに設けられた「お困りごと相談窓口」
(写真は倉敷市災害ボランティアセンターFacebookより)
10日(土)は岡山県内の社会福祉協議会が支援に来られていました。
(写真は倉敷市災害ボランティアセンターFacebookより)


市内でも多くの人が避難されていた岡田小学校も、9月末で104人避難されてましたが、今月初めに避難所としての役割を終え、通常の学校に戻られました。当時は夏休みにもかかわらず緊張感漂う雰囲気だった岡田小学校でしたが、訪れた日は落ち着いた休日ののどかな小学校でした。体育館裏側で実施されている炊き出しも、15日で終了になるそうです。
ある避難所を訪れ、当直当番されていた市役所の方にお聞きすると、ご家族や知人の元に行かれたり、仮設住宅に移られたり、自宅の2階部分で生活を始められたり、それぞれの形であらたな生活に移られたとの事。

町も、屋上まで水に浸かったホームセンターや食品スーパーなど、当時からするととても営業再開は無理に見えたのですが、きれいに復活し、営業していました。お店が再開すると町も何となく活気づいて見えます。当時はセブンイレブン以外はコンビニも営業停止していたのですが、今ではほとんどのコンビニで時間帯を区切って営業されています。
仮設住宅の建設された総合公園を訪れてみました。生活の場なので近くまでは立ち入りませんでしたが、それぞれ様々な思いを胸に生活されておられることと想像します。

ここまでで、まる4か月。
まだまだ生活の再建はこれからで、浸水した我が家をリフォームして住むか、町を去るのか決めかねている方や、いったん仮設住宅に移ってこれからの生活を考える方もいらっしゃるとお聞きしました。
お世話になった岡田分館(元倉敷市災害ボランティアセンター岡田ミニサテライト)は改修工事中ですが、倉敷市社会福祉協議会の地域担当の方から、岡田分館のフェイスブック(住民さんで更新されている)をご紹介いただきました。
https://www.facebook.com/okadabunkan/
ご一緒させていただいた皆様が頑張っていらっしゃる姿が載っており、とても励まされました。
被災された地域住民の皆様の一日も早い復興をお祈りし、近江八幡市社会福祉協議会も応援させていただきたいと思います。