くらし応援団「おたがいさん岡山」サポーター研修のもようです


くらし応援団「おたがいさん岡山」は誰もがお互い様で助けあえる地域づくりを目指して岡山学区で生活支援の仕組みづくりに向けて2019年9月に発足しました。 このたび支えあい活動について学ぶ3回シリーズのサポーター研修を行いました。 サポーター研修の様子をご紹介させていただきます。

 

〇第1回目の9月17日(木)は、ひまわりレポーターで、自らもおたがいさん岡山のサポーターである中島義子さんのリポートです。

お互いさんの地域づくりに向けて、2年前より研修や打ち合わせを重ねて、まずは『カフェおたがいさんを立ち上げ、慣れないスタッフに皆様からのご指導をいただきながら、ようやく1年を迎えることが出来ました。そして、次のステップとして、困った時に「助けて」と言える支えあう地域づくりを目指そうと、今回の研修を行いました。

「お助け隊ってどんなことをするの?どんな活動?」について考えました。具体的に助け合いのイメージを持つために、みんなで「助け合い体験ゲーム」をしました。

私(お助け隊)にできることは何か?例えば、話し相手やごみ捨てのお手伝い、買い物、電球の交換、通院の送迎等。自分なら困った時にこんなことをしてほしい、と思うカードを数枚持ちます。そのカードを他の人が見て、「アッ!これなら私にできるかも」と思うカードがあればカードを受け取ってもらいます。このゲームを始める前は私に何も出来ることはない、お助け隊って手を挙げたけれど自信がない・・・と下向きな気持ちになっていた自分でしたが、いつの間にか隣の人のカードを見て、「これできます!」と数枚抱えていました。

このゲームを通じて、ちょっとした困りごとや寂しさを抱えた方を少しお手伝いすることでお互いの心や暮らしが豊かになることに気づきました。みんなが助けられ上手・助け上手になって、寄り添い助けあえるまちづくりを目指したいです。

 

〇第2回目の10月1日(木)は社会福祉協議会地域福祉課職員からのリポートです。

 

「高齢者の気持ち、認知症を学ぶ・傾聴とは?」と題して、近江八幡市社会福祉協議会相談支援事業所藤井茂子職員よりお話をさせていただきました。

これから生活支援に取り組んでいく上で、心身の老化をはじめとする高齢者の身体的な特徴であったり、認知症のこと、介護保険では対応できない生活支援はなにかなど、あらためてきちんと整理確認することができました。

また、サポーターとして今後少なからず個人のプライバシーにも触れていくことになるので、守秘義務の厳守についても話され、納得しながらも少し姿勢を正さなければと感じました。 その後、サポーター2人一組でコミュニケーションの技法の演習をしました。

会話をしていても相手が無反応だと自分に興味関心がないのかなと寂しい気分になるし、うなずきだけでもなんだか半信半疑。相槌を打ちながら、オウム返しし、「要するに~ですね」とまとめることで相手も話を分かってもらえたと確信を持つことができ、話を聞いた自分も守ることができる・・・とのこと。 これは、どんな場面でも活かせる重要ポイント、なるほど!と感じました。

藤井さん曰く、このような聞き取りは、常に意識的に訓練していくことで身につくとの事でした。 今回の研修で得たことを活かし、「助かるわ」と喜んでもらえ、支援する人もやりがいをもってできるような取り組みになれるよう知恵を出し合い、進んでいけたらと感じました。

今後も「おたがいさん岡山」の活動を引き続きご紹介していきたいと思います。