金田小学校で高齢者疑似体験

 こんにちは。近江八幡市社会福祉協議会の地域福祉の取り組みを、市民の目線からリポートする『ひまわりリポーター』の川瀬です。

 令和3年2月1日(月)金田小学校多目的ホールにて、金田小学校4年生の『みんなで体験してみよう』高齢者疑似体験が行われましたので、リポートいたします。

 最初に社会福祉協議会の方のおはなし説明を聞きました。

 体験のポイントは、体の動かしにくさなどふだんとの違いを考えながら体験すること、ひとりひとりの体の状態が違うことを理解すること、「高齢になるってどんなことか」をみんなで考えることです。

地域の民生委員さんも協力しに来てくださいました。


 子どもたちはグループに分かれ社協職員・民生委員さんに手伝ってもらいながらベルト・重りを取り付けました。

   「ひじ」と「ひざ」にベルト→関節の曲がりにくさ

   手首・足首の重り→筋力がなく力が入りにくい

   ゴーグルをつける→白内障で白くにごって見える

   ベスト→筋力がなく体幹が保ちにくい

   指先にテープを巻く→手先の動きにくさ

   首と足でたすきを付ける→腰が曲がってしまう

これだけ装備して、杖をついて歩く事を想像してみてください。

この格好で5つの体験をしました。

お財布からお金を払う、信号や看板を見る、名前を書いて高い所に貼ってみる、はしを使って豆をつかむ、落ちている物をひろう。

 




疑似体験が終わってからの子どもたちの感想がとっても素直でした。

  お金の色の違いがわかりにくかった。

  黄色が見えにくかったり、近くにいかないと見えづらかった、など。

  みんな口々に「疲れた!腰が痛かった!」と漏らしていました。

 

高齢になったらいっぱい出来なくなることがあることを、自分の体で感じてくれたらいいなと思いました。

 自分にできることがあったら、高齢者に手をさしのべることはとても大事だということを、疑似体験から学べたひとときだったのではないかと感じました。

 

ひまわりレポーター   川瀬佳代