地域福祉リーダー養成研修2021 第1回つながり未来塾を開催しました

 

地域福祉リーダー養成研修つながり未来塾は、誰もがともにくらせるまちづくりを一緒に学ぶ4回シリーズの講座です。

1回目のテーマは『災害につよい地域づくり』。倉敷市真備町とひまわり館、岡山コミセン、社協安土事務所の4カ所をオンラインでつないで開催し、計86名の皆様にご参加いただきました。

 

このたび、社会福祉協議会の事業を市民目線でレポートしていただく『ひまわりリポーター』久郷さんが、講座の様子をリポートしてくださいました。久郷さんありがとうございました。以下リポートをご紹介します。

 


令和3年6月19()『あのときの真備、そしてこれから』と題して、2018年西日本豪雨で被災された岡山県倉敷市真備町岡田地区福祉協議会の皆さまと倉敷市社会福祉協議会地域福祉課の方々にリモートでつなぎご講演いただきました。

災害当時の様子やボランティア活動の調整を行う災害ボランティアセンターサテライトの運営についての話を聞き、質疑応答などが行われました。



倉敷市社協の事務所も浸水したため、市役所本庁舎に出勤。災害VC設置の要請を受け、被害を受けた真備町以外で大型駐車場があり10台以上のバスの配車が出来る場所を条件に、ポリテクカレッジで災害ボランティアセンターを開設。ICTの活用と企業様の連携により倉敷市ボランティアセンターでボランティアの受け付けを行うとともに、被災者の生活支援のため地元の社協職員を各地区に一人ずつ配置し、サテライトが運営されました

倉敷市災害ボランティアセンターのうち、地元住民が運営に参画された岡田サテライトでは、復興のためサポートしてくださる住民ボランティアを募集したところ、自らも被災者であるにもかかわらず 約30人の方が集まったそうです。

 

ボランティアの役割として、

①本部からバスでサテライトに来たボランティアの活動場所確認

②ボランティアの道案内、被災内容を伝える

③ボランティアの送迎

④さまざまな支援機関と協働のミーティングに参加 など

地元を良く知る住民が、地域の復興を考えながら社協やボランティアと共に復興のため力を入れられたそうです。結果、8月末になって徐々に日常を取り戻す動きが出てきたそうです。

その後2020年(令和2年)2月に住民アンケートをもとに西日本豪雨時の行動などをまとめた冊子「岡田を災害に強いまちに」を作成され、人々の経験を記録として残し防災意識を浸透させ今後の早期避難への手引きとされています。

最後に 地域の力を信じて 平時からの「つながり」が

と真備町の教訓を伝えていただきました。        

 


今回、話をお聞きし普段から人と人のつながりを大切にされていた地域だからこそ、いざボランティアを迎えた時に効率的に活動ができるような協力体制が作れたことを学ばせていただきました。

そして、講座に参加された皆さまも、ふだんからどのような福祉のまちづくりが必要なのかを考える良い機会になったと思います。

                     ひまわりレポーター 久郷久美子


第2回つながり未来塾7月20日(火)13:30~開催します。テーマは「『ひきこもり』に寄り添う」です。社会福祉法人さわらび福祉会金子理事長にご講演いただきます。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。お申込みは下記まで。(要申し込み)

近江八幡市社会福祉協議会

電話 0748-31-2677FAX 0748-36-6910

Email: ohshakyo@gmail.com