近江八幡つながり未来塾第3回目のもようです

 こんにちは。初めてレポートさせていただきますひまわりリポーターの村上久美子です。よろしくお願いいたします。

地域福祉リーダー養成研修2021近江八幡つながり未来塾第3回目のもようをご紹介いたします。

 

「あなたは『助けて!』と言えますか?」と題して、ご近所福祉クリエーター酒井保さんを講師にお迎えしての研修でした。

以下酒井さんのお話をまとめてみました。






『大多数の人が「助けたい」という思いを持っているのに、「助けて」とはなかなか言うことが出来ません。今元気なうちに、自分だったらこう支えられたい、ということをシミュレーションしておく事が必要です。

現在では医療技術の向上などで平均寿命が延びてきており、2025年には後期高齢者が2200万人を越え、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が後期高齢者になります。この事から様々な影響が出る「2025年問題」は、高齢者の課題ではなく現役世代の課題でもあります。高齢者はできるかぎり健康を維持し、そして現役世代は高齢社会をどう支えるか、社会全体で考えるべき課題でしょう。

85歳以上の方のうち55.5%が認知症。今出来ている事が将来出来なくなり、皆必ず誰かに支えられる立場になる事を前提に、お互いに関心を持ち合い支え合う仕組みづくりが大切です。

また、現在100歳以上の高齢者は86000人を超えており、健康寿命を延ばす事が重要です。健康で長生きするためには、フレイル(虚弱)予防が大切で、社会や人と人との繋がり、そして地域社会の支え合いが必要です。高齢になるにつれ、誰かと関係性を保つ「社会性」が低下する事による気持ちの落ち込み、筋力の低下で「サルコペニア(加齢による筋肉量の減少および筋力の低下)」を発症し重大な症状につながる前に、100歳体操や周りの方々と食事をしたりして、一緒に社会性の低下を防ぎましょう。』

お聞きして私が感じたのは、自分から社会性を持って参加できる方は良いですが、参加しづらい方も居られます。そのような方々を取り残さない、声かけをしていく社会の仕組みも必要だと思いました。







現在はコロナ禍ではありますが、自粛生活を頑張りすぎず、正しく恐れて楽しく集い、元気にお過ごしいただきたいと思います。また酒井さんが、「筋肉をつけるのには魚と、衣で栄養をとじこめられた豚カツを食べましよう(タンパク質とビタミンB1)」とおっしゃっていました。

皆さま、どうぞ魚と豚カツを食べて一緒に元気に頑張りましょう!

 

村上 久美子