令和3年度学区域生活支援グループ交流会のリポートです
令和4年2月8日(火)、岡山コミニュティーセンターにて、市内で活躍中の学区域生活支援グループの交流会が開催されました。学区域生活支援グループとは、自治会や民生委員、関係機関などと連携を図りながら学区域で生活支援をされている団体で、近江八幡市内に3グループあります。
新型コロナウイルス感染対策のうえ、各3名ずつに定員を絞っての開催となり、活動のノウハウの共有や感じておられることなど、今から活動を始めようと計画中のグループも参加され今後の活動につなげるための交流会の機会となりました。
参加された学区域生活支援グループ
l 生活支援グループ 「さぽーとむさの輪」
l くらし応援団 「おたがいさん岡山」
l 安土学区生活支援グループ 「ともに」
l 生活支援グループ島「どないしてはる?」(設立準備中)
まず、生活支援グループの方が概要説明と活動内容や支援状況、課題などについて発表してくださいました。
生活支援グループの支援内容はできる範囲のちょっとした困りごとの支援で、【話し相手・ゴミ出し・買い物・重いものの移動・電球交換・縫物・子ども支援・病院等の送迎、草刈、庭木の剪定】などです。困りごとの相談や発見があれば確認のため訪問し、支援グループで協議・調整後に具体的な支援活動となる流れです。
立ち上げまでに何度も打ち合わせして準備会を重ねたことや、サポーターの募集、他の団体の視察など設立までの苦労話や、活動開始後も活動の周知のためにチラシや連絡先マグネットカードの配布、送迎車のドアにPRマグネットシートを貼り付けるなど各団体とも工夫した方法で啓発・周知をされている様子がわかりました。
また毎月の役員会やサポーター全体会を開催するとともに、支援活動後は事後報告とふりかえりを行うなど取り組みに対する意識の高揚に努めておられるようです。
活動紹介のあとは、「聴覚障がい者の方とのコミュニケーションについて」と題して、近江八幡市専任手話通訳者 李 優子 (い うじゃ) さんのお話を聞きました。
聴覚障がい者に関係するマークや聞こえない、聞こえにくい方の心理特性、コミュニケーションのとり方などのお話をいただき、普段気が付かないことなど教えていただきました。
最後に3つの班に分かれて、課題や悩みについてグループ討議が行われました。活動資金に関する事や支援活動の周知方法、依頼が少ないことの原因や、どのように困っている人の声を拾い上げていくかなど、様々な情報交換や意見交換がされました。
今回の交流会で各団体の活動もよくわかり共有できることも多く課題解決のきっかけとなることもあったのではないでしょうか。
できないことはできる人に できる人はできる事を お互いに支えあう身近であたたかい地域づくりにご尽力されているお話が聞けました。
ひまわりリポーター 久郷久美子