令和4年度『共同募金地域共生型福祉推進校モデル事業』の取り組みをご紹介します

 

令和4年度に実施した、『共同募金地域共生型福祉推進校モデル事業』の取り組みの一部を紹介します。

この事業は、つながりのある地域づくりを目的に、学校、地域、福祉関係者が連携し、子どもたちへの福祉教育を推進するものです。

モデル校は、身近な地域の福祉課題を共有し、地域の福祉団体や福祉施設等と連携し、どのような気づきや学びの場に活かして行けるかを社会福祉協議会も一緒に考え、取り組んでいます。

この中から、岡山小学校3年生と学校近隣に所在するおうみ福祉会「おうみ作業所」との交流をお伝えします。


(写真)おうみ作業所なかまのみなさんと、現場を見学し説明を受ける3年生

岡山小学校3年生が、「おうみ作業所」ではたらくなかまのみなさんと3回にわたり交流を行いました。子どものころから交流や体験を通じて様々な人と出会い、たくさんの学びや気づきのきっかけを作っていくことを目的にしています。

はじめに施設長や職員から「おうみ作業所」はどんな人たちがどんな仕事をしているところなのかお話を聞かせていただきました。

2回目は実際になかまのみなさんがおせんべいを焼く様子を見学し、一緒にアルミ缶つぶしの仕事体験もさせていただきました。

そして3回目には、「名刺交換会」を行い、名前と顔を覚えあっておしゃべりし交流を楽しみました。

その後は子どもたちが作業所のバスを見かけたら声をかけ、大きく手を振り合い、つながりができたことを嬉しそうにクラスの中で話す姿が見られました。

障がいがあってもなくても、誰もが安心して自分らしく暮らしていける地域でありたいと願うと同時に、子どもたちには岡山学区で暮らす人々、はたらく人々との出会いを通して、ふるさとに愛着や誇りを感じてもらえたらと思います。

近江八幡市社会福祉協議会 地域福祉課 地域福祉推進グループ